先日、海外実習生技術者派遣サービス株式会社(SULECO)は、日本文化交流団体JAPAN FOLK FESTIVAL(JFF) と共に「日本の祭典2024」を開催いたしました。本イベントでは、40名を超えるアーティストが参加し、15を超える日本の伝統芸能が披露されました。
科学技術の発展のみならず、日本は奥深い伝統芸術を有する国としても知られています。それらの芸術は「桜の国」ならではの美しさを織りなし、独自の文化を形成しています。
着物 – 祭りで欠かせない衣装の一部
「短い旅から世界的な文化交流へ」というスローガンを掲げ、JFFは日本の伝統文化とパフォーマンス芸術をベトナムをはじめとする世界各国に発信してきました。今回のイベントでは、伝統的な要素と現代的な旋律が融合した、独創的で魅力的な芸術作品が多数披露され、観客を魅了しました。
このプログラムには、ホーチミン市内外の大学や専門学校から多くの学生が参加しました。例えば、西都大学、ホーチミン市文化大学、ヴィンロン技術師範大学、ニンタン職業短期大学、外交経済短期大学、カントー医療短期大学、ドンナイ医療短期大学、ベトナム工業短期大学、トゥドゥック工業技術短期大学、工業技術短期大学2などが名を連ねています。
SULECO専門学校のキャンパスは、40名以上のアーティストによる15を超える多彩なパフォーマンスで彩られ、「小さな芸術舞台」へと変貌しました。日本の哲学と文化の本質を体現するパフォーマンスの数々は、観客を魅了しました。
「石鹸の泡の中の小宇宙」をテーマにしたアーティスティックな絵画展示、ドラム、琴、竹笛、琵琶、鼓、小鼓などを取り入れた華やかな花道演技、伝統的な仏教音楽(声明)の荘厳な響き、華やかな着物のパフォーマンス、巧みな和妻のマジックショー、力強い太鼓の演奏、哀愁漂う三味線の音色、優雅な伝統日本舞踊など、多岐にわたる舞台芸術が繰り広げられました。
また、将棋のワークショップ、藍染め布の紹介、和菓子作り体験、盆踊り、華道といった、日本の伝統文化を体験できるワークショップも多数開催され、参加者は日本の文化に触れ、楽しむことができました。キャンパス内には、日本風のフォトスポットやレクリエーションゲーム、屋台も設置され、賑やかな雰囲気に包まれました。
長年にわたり日本国立劇場で活躍し、歌舞伎の演出にも携わってきたJFF代表は、特に伝統的な仏教音楽のパフォーマンスについて、その歴史や精神性、舞台演出の工夫など、深い洞察を共有しました。
SULECO MAN POWERのグエン・タイン・ビン副社長は、「本イベントは、SULECOとJFFが目指すコミュニティ価値の創造に大きく貢献するものです。今後も、このような意義深く、人々に楽しみと学びを提供するイベントを積極的に開催していく予定です」と述べました。
このイベントは、芸術鑑賞の機会を提供するだけでなく、日本の伝統文化の独自性を深く理解できる貴重な場となりました。コミュニティ価値の向上を目指し、SULECOは今後もこのような活動を企画・発展させていく予定です。
SULECOの学生たちにとって、このイベントは日本文化を直接体験し、知識を深める絶好の機会となりました。また、今後の日本での実習や就業に向けた準備としても、非常に有意義な経験になったことでしょう。
それでは、イベントの様子を写真でご覧ください。