3月、Sulecoは北海道中標津町からの代表団を迎え、両国間の人材協力の可能性を探るための交流・連携プログラムの一環として、視察および意見交換を行いました。今回の訪問は単なる情報収集にとどまらず、若いベトナム人労働者が日本で活躍するための新たな展望を切り開く重要な一歩となりました。
Sulecoと日本の自治体との新たな協力関係の始まり
中標津町経済部からは、伊藤 慶太氏(経済振興課長)をはじめ、課内のリーダーおよび国際交流コーディネーターが来訪され、地域の人材確保に向けた政策について紹介がありました。特に、若年層の外国人労働者の受け入れを積極的に進めていることや、学び・働き・定住するための支援体制について説明が行われました。

両者のミーティングは終始オープンな雰囲気で進行し、採用ニーズ・支援制度・就労環境に関する情報交換のほか、Sulecoの人材育成モデルについても意見が交わされました。意見交換後、代表団は学習エリア・教室・寮施設を見学し、実際にSulecoの研修生がどのような環境で日々学び・生活しているかを確認しました。

また、学生との直接交流・対話の時間も設けられ、学生たちから学習経験や日本で働くことへの期待など、リアルな声が届けられました。代表団は、充実した教育体制、施設の整備状況、そしてSulecoが学生一人ひとりに寄り添い、出国後まで支援を続けている姿勢に感銘を受けたと述べました。
Suleco ― 日本とベトナムをつなぐ信頼の架け橋
今回の中標津町からの訪問は、ベトナムの若者に対する日本各地の関心の高まりを示すものであり、Sulecoにとっても、質の高い学びと就労機会を提供するための信頼ある連携機関としての役割を改めて確認する機会となりました。

会談の最後には、2025年5月〜6月にかけてベトナムで開催予定の「中標津町プロモーションセミナー」への正式な招待があり、Sulecoもこれを受諾しました。このイベントでは、ベトナムの若者たちが北海道の暮らしや就労機会について理解を深める絶好の機会となる見込みです。特に北海道は、日本の中でも「暮らしやすさの楽園」として知られ、安心して暮らせる地域として注目を集めています。
今後、Sulecoは日本各地の自治体との協力をさらに広げ、学生たちにより多くの学びと働く選択肢を提供していく予定です。
北海道・中標津町について
中標津町は、北海道の東端に位置する自然豊かな町で、澄んだ空気、美しい景観、穏やかな生活リズムが特徴です。人口は多くないものの、経済・社会発展の可能性を秘めた地域として注目されており、外国人にも暮らしやすい、高品質な生活環境づくりに注力しています。
高齢化と若年労働力の不足が進む中で、中標津町は外国人材の受け入れを積極的に推進しており、信頼できる教育機関との協力を模索中です。Sulecoのようなベトナムの優良な人材育成機関との連携を通じて、持続可能で長期的な人材戦略の構築を目指しています。