「どんな仕事を選んでもいい。その仕事をしている時に、自分が自分らしくいられて、社会の役に立つことができ、周りの人たちが笑顔になると自分も幸せを感じられるなら、それでいいんだよ。」。これは、出国前に父親がTHUY THIENさんに送った言葉です。
TRAN THI THUY THIENさんは、QUANG NAM省THANG BINH郡出身で、現在日本で介護実習生として1年目を迎えています。父親からの言葉は、彼女にとって大きな励みとなり、介護の道を歩む原動力となっています。
「現在、私は日本の山口県で生活し、働いています。毎日が新しいことを学び、経験する貴重な機会です。私の仕事は、自分自身にとって有意義だけでなく、ケアしている高齢者の幸せと健康にも大いに貢献していると確信しています。
介護業界に進む決断
日本の技能実習生プログラムに参加する前に介護業界に進むことを決断したのは、高齢者ケアに対する情熱と愛情からでした。それは、事前に慎重に考え抜かれた決断でした。高校を卒業した後の仕事を通じて、収入を得るだけでなく、自分自身と周囲の人々に幸せをもたらすことの重要性に気づきました。
日本で介護業界に進むことを決意したのは、私の人生において重要な「マイルストーン」となりました。これにより、専門知識へのアクセスやこの分野での実践的な経験を得る機会が開かれました。施設で高齢者とコミュニケーションを図ることで、自己鍛錬やケアスキルの向上を目指し、彼らとの親密で有意義な関係を築くことができました。
SULECOでの介護学科は、私にとって成長への大きな助けとなる「頼もしい友人」
SULECOでは、介護学科を通じて多くの重要で価値のあることを学びました。まず、介護学科の訓練期間は他の技能実習生プログラムよりも長く設定されています。この長期にわたる学習期間のおかげで、高齢者ケアの仕事の特性や要求を深く理解することができました。これにより、専門知識をしっかりと身につけるだけでなく、高い技能と日本で効果的に働くための語学力の要求にも応えることができるようになりました。
学習期間を経て、THIENさんは正式に卒業し、日本への出国準備を整えました。
SULECOでの生活は、言語や専門知識の学びにとどまらず、寮生活を通じて規律や集団生活の意識を養うこともできました。この環境で学び、生活することで、積極的に変わり、日々の仕事や生活においてより主体的になることができました。さらに、SULECOのプログラムでは、介護業界の仕事環境や仕事内容をより深く理解するための実習の機会も提供されました。これにより、実際の仕事に備えて総合的な視野を持ち、最善の準備を整えることができました。
さらに、日本での仕事に備えるためには、日本語をN4レベルまで学び、定期的に会話を練習することも重要な準備の一環です。これらのスキルは必須条件であるだけでなく、実際の仕事においてケア対象者や同僚との関係を築くのに非常に効果的です。
「献身的で、心からの思いやりがあり、寛大である」 – これが介護業界から感じ取った3つの特徴です。
介護は単なる職業ではなく、崇高な使命です。この道を選ぶ人には、熱意と献身が求められます。働いてきた時間を通じて、この仕事は私に忍耐、熱意、そして他者への尊重を教えてくれました。
学業や職業を選択する際、誰もが良い収入を得ながら自己成長し、社会に意義をもたらす仕事を選びたいと思います。私は、介護という高齢者ケアの分野が若者にとって目指すべき「美しい」道であると感じています。
私はどこかで「介護は高貴で敬うべき職業だ」と聞いたことがありますが、その意見に非常に同意しています。この仕事に従事する人々は、単にお年寄りを家族の一員のようにケアするだけでなく、最も簡単なことから有意義な交流の瞬間までを提供し、老後という困難な時期に直面する彼らの精神的健康を改善する手助けをしています。そのため、介護業界は日本の人々にとって必要不可欠であるだけでなく、祖国ベトナムを含む他の国々にとっても非常に重要です。
3年後、より完成された介護実習生として成長する。
日本で新しい文化を体験するだけでなく、将来の安定と確固たる職業を築くことを目指しています。
長期目標は、日本での実習プログラムに参加し、経験を積むことにとどまらず、専門知識を深め、成長し続けることです。実習完了の前に、介護福祉士の資格を取得し、この分野での能力とプロフェッショナリズムを証明することを計画しています。これにより、職業の機会が広がるだけでなく、日本とベトナム両国における高齢者ケアの分野で重要な役割を果たすための大きな一歩となります。
自分が選んだ仕事を深く理解し、学び、訓練を受けることで、より成熟し、あらゆる挑戦に立ち向かう力を身につけることができると信じています。したがって、社会に価値をもたらす仕事に情熱を持っている方には、介護の分野をぜひ検討していただきたいと思います。介護の道を選び、安心して自分の情熱を追求してください。
この共有を通じて、キャリアの方向性を探している方々に少しでもインスピレーションと励ましを提供できればと願っています。私たちはコミュニティや社会に対して積極的な変化をもたらすことができます。ご清聴、心から感謝いたします。」